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将棋における名人(めいじん)は将棋界の最高権威者とされる称号であり、現在は名人戦の勝者を示す称号となっている。女流名人、アマチュア棋戦の「名人」はそれぞれを参照。 == 概要 == 名人の最初は織田信長が任命した一世本因坊本因坊算砂(日海)と言われる〔林元美『爛柯堂棋話』及び『坐隠談叢』の記述だが、証明する資料は一切なく、また師匠の仙也も存命であり弱冠20歳の算砂が「名人」と呼ばれたとは信じがたいとの主張もある。(福井正明著『囲碁古名人全集』の巻末評伝(秋山賢司))。〕。算砂はのちに徳川幕府の初代囲碁将棋統括最高位である連絡係に命じられたという。ただし、増川宏一『将棋II』(法政大学出版局)によると、鎌倉時代の『二中歴』には既に、囲碁と雙六の名人についての記述があるという。 その後は、以下のように大きく3つの時代に分けられる。 # 江戸時代の将棋指しの家元の第一人者が名乗った称号。一世本因坊本因坊算砂(日海)が慶長17年(1612年)に将棋所を大橋分家に譲るまでは本因坊算砂が将棋所を呼称していたとされる〔これは明治期に刊行された安藤如意『坐隠談叢』の記述だが、この時期には「碁所」「将棋所」という言葉そのものがなく、信じがたいとの意見がある。(増川宏一『碁』及び福井正明著『囲碁古名人全集』の巻末評伝(秋山賢司))〕。その後は大橋家本家、大橋家分家、伊藤家の三家の最強者が「名人」「将棋所」を名乗った〔適当な候補者がいない場合は空位となった。〕。江戸幕府の瓦解とともに、将棋家元名人制は終焉を迎えた。 # 明治・大正・昭和前期においては将棋界の年功ある実力者が推挙されて名乗った名誉称号(十二世〜十三世)。しかし、十三世名人関根金次郎が実力制名人戦を提案し、名人位を返上。これにより家元名人制時代から続いていた一世名人制が廃止され、短期実力制名人戦へ移行した。 # 現代においてはプロ棋戦(タイトル戦)の1つである名人戦の勝者の棋士が推戴される称号であり、次期名人戦終了まで名乗ることができる。名人戦で戦うには順位戦でA級まで昇級しなければいけないため、名人になるには棋士になってから最短でも5年かかる。 ## 前期名人戦の勝者の棋士が今期名人戦に敗れると前名人となり、他にタイトルを持っていない場合に、次期名人戦終了まではタイトルに準ずる称号として「前名人」と名乗る資格が与えられる。 ## 通算5回名人戦の勝者になった棋士に「永世名人」の資格が与えられ、原則引退後に襲位をできる。 # このほかに、名誉称号として贈られる「贈名人」「名誉名人」「実力制第○代名人」などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名人 (将棋)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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